1950年代のヴィンテージ・セルロイド・メガネフレームとなります。 セルロイドの製造会社だったイタリアのイタロクレモナ(1960年代にはトッポジージョの人形で有名)のフレームで、メーカー名の刻印は入っておりません。 当時、様々な製品を製造していたため、顧客を混乱させないようにサングラス用レンズで登録商標を取得した物にはSOLFLEXのブランド名が刻印されていました。 セルロイドは発火性があるため、製造工場の火災事故が多発していた事を受け1955年にはアメリカで可燃物質規制法が成立。 これによりセルロイド製品全てがアメリカへ輸出できなくなりました。 またアメリカから広まったセルロイド製品の市場からの排除運動は世界へ広まり、世界的にセルロイドの製造や消費が落ち込むこととなり、1950年代を境にセルロイド製メガネフレームは市場から姿を消すことになります。 現在では稀少となってしまったZyl(ザイル/セルロイド)の状態は70年経った物とは思えないほど良好で、セルロイドのデメリットでもある劣化も見られず、赤みがかったねっとりした光沢の黒はMAX PITTIONのような復刻品の主流であるアセテートとは比べ物にならないほど美しく、ヴィンテージ・セルロイドならではの硬質感が魅力です。 セルロイド製ですのでテンプルには芯が入っておりません。 レイ・チャールズやスティービー・ワンダーでお馴染みのマスク・スタイルのフレームで、市場には滅多に出て来ないWrap-aroundリムと幅広テンプルの圧倒的な存在感は希少といえます。 サングラスには勿論のこと、普段使いの眼鏡フレームとして50sスタイルのCOOLな演出にはうってつけのデザインとなっております。 現代のスポーツ・サングラスのように頭に巻き付くようなフィット感です。 3ポイント5枚ヒンジ サイズ/48/18 マテリアル/Zyl(セルロイド) フレーム横幅/135ミリ 高さ/40ミリ テンプル長/140ミリ イタリア製