１９００年前後に製作された、Davidson Glass Companyを代表するデザインのアンティークガラスです。オパルセント加工されていますが、同じデザインでも乳白色がほぼ無いクリアなものもあり、仕上がりが一つ一つ異なります。レジストレーションナンバーは、内底に９６９４５と入っています。８枚目をご覧ください。 優に１２０年を超えたアンティークですが、完品と言っても良いコンディションでダメージはありません。やや厚手のしっかりとしたガラスに、手の込んだカッティングが一面に施されていて、欠けてしまいがちな脚まで無傷です。使用感も見られないので、大事にされていたと思われます。 古いガラスの証である気泡と、「mold line」と呼ばれる線は見られます。また、成形時の歪みのようなものはありますが、こちらは後天的なダメージではありません。完全に均一化された機械生産には見られない味わいとして受け容れて頂けましたら幸いに存じます。 正式名称ではないのですが、「 Pearline glass, "Richelieu" glass basket」などと表現されます。この”リュシュリューグラス”はカッティングの技法のようで、他のメーカーにも多く見られます。 カメラでは光彩が飛んでしまうのですが、陽の当たる場所でかざしてみると、装飾のようなエッジがキラキラと輝きます。 画像１２枚目は、いつものフェントンのクリーマーと並べて撮っています。十分存在感のある大きさかと思います。ご参照下さい。 出自が明らかでコンディションの良い、正真正銘のアンティークガラスは高額な上、海外でも出会うのが困難になりつつあります。単品でのお値下げはご容赦頂きますよう切にお願い申し上げます。 幅：約１６．５センチ・高さ：約１１センチ #イギリスアンティーク #アンティークガラス #Davidson Glass #オパールセントグラス