アンティーク着物黒留袖 五つ紋付 江戸褄模様 裏紅絹 水仙花刺繍

美しいアンティークの五つ紋黒留袖でございます。 正絹生地は滑らかで細やかな地紋が施されております。 生地感は薄めで軽くはございますが、 生地はしっかりとしており凛とした張り感も感じられます。 使われております裏地の紅絹も綺麗なままでございます。 こちらはアンティークの黒留袖ならではの 江戸褄裾模様でございます。 ご覧頂いてお分かりの様に、 昭和時代に見られる黒留袖の華やかさとは明らかに違いがございます。 慶事での着用ではございますが、 絵柄や色調を抑え静寂の美を表すような佇まいでございます。 黒留袖の前見頃裾に置かれました清らかな水仙と思われる花には 心ばかりかと思えるほどの控えめで可憐な花刺繍が施されております。 （写真9番でご確認下さいませ） また裾はふき綿仕立てとなり、ふっくら真綿が入ってございます。 黒留袖に置かれました五つの紋は抱き茗荷でございます。 アンティークのお着物を確かとする家紋は32mmと大きく、 絵柄の控えめな様子や家紋の大きさからも 140年以上前の明治時代前後のお品物かと思います。 (あくまでも主観であり正確ではございません） この度の黒留袖はさらりと軽やかな正絹生地を使い、 また更にその正絹生地には細やかで巧みな地紋が入り わずかな光を受けて仄かに浮かび艶めきます。 総じてアンティークの黒留袖の簡素で控えめな絵柄は なかなかお目にかかることが難しいお品物かとと存じます。 まさに時代背景による着物の絵柄の変遷を見るようでもございます。 眺めてはその時代の情景を想像し想いをはせる とても貴重で美しいお品物でございます。 状態は表裏共に大きく目立つ汚れや傷は見受けられません。 しかしながら数カ所の色さめや汚れのような色変わりの 箇所がございます。 アンティークのお品物としては概ね良い状態かと思います。 他にも気づかぬ難があるかもしれません。 大切に令和の時代にまで残されておりましたお着物でございます。 どうぞ長い時を経たお品物とご理解頂きご了承下さいませ。 サイズ 身丈152 裄丈 63 袖丈 57　 袖幅 32.5 おくみ幅 13〜14.5 前幅 22.5〜23.5 後幅 30 誤差はお許し下さいませ 他にもアンティークの着物を出品しております お品物は丁寧にお包みし発送させて頂きます。 どうぞよろしくお願いいたします。