トリウムズミクロン最後期 Leica Summicron 50mm F2

ライカ ズミクロン 50mm F2 沈胴 Leica L39スクリューマウントです。 1953年発売。発売前に製造された最初期のSummicronには放射性物質のトリウム含有レンズが使用されていたことは、ライカ好きの方の多くはご存じかと思います。放射性物質含有のレンズは日本ではSuper-takumarが採用していたことで有名ですが、この時代の特有の黄色い色がうっすらと付く高屈折ガラスにトリウムが使われていました。 このレンズも薄っすら黄色味がかかっていましたので、わざわざ放射線測定器を取り寄せて検品いたしました。間違いなくトリウムSummicronです。放射線が確認できるのはこのあたりのモデルまで、ランタンガラスを使用した最後期の一本になります。 実際にこのレンズを使った作例を用意しました。 寒い日に太陽を撮るというのはコタツで雪見だいふくに通じる暖かさを感じますよね。逆光を取り込むと適度なフレアやゴーストが幻想的な描写を振る舞いますが、絞ったときの解像感は高く実に重厚な写りをする２面性を兼ね備えています。 同じトリウムズミクロンでもアンダーミリオンのものは描写に影響するほど黄色いものもありますので、このぐらいの世代が至高ではないかなと私見します。 コンディションは良く、目立つカビ曇りはなく僅かな清掃スレ、小さなコーティングスポットありますが光学は綺麗ですね。外観も目立ったスレ傷なく綺麗。ピントもまずまず良いのではないかなと思います。古いものなので美品とまでは言い過ぎですが良品といったところでしょうか。オーバーホールなどせずともこのままご使用いただけるかと思います。 なお、トリウム含有ではありますが、肌身離さず1年間抱きかかえても100倍厳しくなった後の子供の年間被ばく量以下ですのでご安心ください。 状態　トリウムSummicron最後期、良品です 外観　外観美品！スレ傷少なく綺麗です 光学　カビ曇りなく清掃すれ程度綺麗 動作　Leica M240、α7で実写確認済 付属品　前後キャップ 防湿庫保管6370 ※評価は主観です。新品ですのでご理解ください ※返品対応しておりますのでご安心ください！ （お値引きしていない商品のみ、送料のみご負担）