20世紀漫画の最高傑作といわれる寄生獣 全巻初版セットです。 モーニングオープン増刊というマイナー誌での不定期連載という、人気作にしては珍しい連載体系で始まったことで、特に1巻と2巻の発行部数は他の人気作とは比べものにならないほど少なくなりました。 1巻初版発行部数は数千部といわれています。現在10万円付近で推移しているベルセルク1巻初版の発行部数が28000部であることを考慮するとその希少さが分かるかと思います。 ブックオフなどで実際に探してみるとわかりますが、初版に限らずバーコードがない漫画は買取拒否をされるケースも多く、旧装版の寄生獣自体あまり見かけません。買取拒否されそのまま廃棄となる場合も多々あるので現存数はさらに少数です。 全巻初版、7巻には初版帯が付きます。7巻は初版部数も多いですが、30年以上前の作品なので帯の現存率は高くありません。また、再販帯が2〜3種類存在するため明記しておきますが、「既刊1→6巻も大増刷出来！」という表記が初版の証です。写真の通り全て揃った完品です。 1巻と2巻のみ詳細写真を載せておりますが、3〜10巻の状態も1,2巻と同程度の状態となります。極美品とは言えませんが、今後滅多に市場に出ないと思います。この機会にいかがでしょうか。 物語の構図は人間の頭に寄生して人間を食べる「寄生生物」側、最初は捕食されるがままであったが後に反撃に転ずる「人間」側、そしてその中間者として存在する「新一とミギー」側という三者によって成立しているが、話の焦点は新一に置かれている。表題の「寄生獣」とは、劇中においては寄生生物の呼称ではなく、地球環境に害をなす人間を意味する単語として物語の終盤に登場する。人間がむごたらしく食い殺されるなど、過激な描写もある一方で、物語の軸には哲学的な主題があり、テーマ性の高さや、意外性のある劇的な展開、物語の世界観などが評価されて熱心なファンを獲得した。 高い評価を獲得しながらも、ハリウッドとの映像化権の契約期間にまつわる事情のため、連載の完結から約20年間はメディアミックス化が行えずにいたが、2014年になってから映像化が行われている。2014年10月から2015年3月にかけて日本テレビ他にてテレビアニメ版が放送されたほか、2014年11月および2015年4月には山崎貴監督により2部構成の映画として実写映画化された。