ピン　アンサー2 1987年初期モデル ベリリウムカッパー&ステンレス2本セット 34インチ ブレードパターのことを『ピン型』と呼称されるように、ピン創設者カーステンソルハイムの生み出したパター形状が理にかなっていた事をゴルフに関わる全ての方達が証明。 キャビティ上部に刻まれる【PAT PEND】 これはPatent pending（特許出願中）の意。 初回砂型(インベストメントキャスト鋳造製法)の出来が特に良かったと思われるこのモデルを有識者やプロは『座り良くしっくりくる』と高評価。 特許権取得後のパテントナンバー入ったモデルと性能差ないと思うのですが、情報化社会以前アナログ時代において刻印が功を奏し噂が噂を呼びプレミアモデルに導き出されたプロトタイプ、使用プロがメジャー制覇したことも一気に押し上げられた要因なのかも知れません。 『ワイドスウィートエリア化された機能は初期段階で既に完成の域に達していた』と多くのパターデザイナーが語る恐るべし【カーステン理論】 削り出し第一人者スコッティキャメロンも敬愛 『カーステン氏がやり残したことを一味加えてやるのが自分の役割』と公言、たどり着いたのは素材と削り出しミーリングにこだわる究極仕上げ。 ジュニア時代からアンサー2使い続けてたタイガーウッズ、キャメロンと組んでもベースとなっているのはこのモデルです。 そんな王道中の王道を継承する元祖のこちら、経年で醸し出されたレトロな風合い素晴らしく特にベリリウムカッパーモデルは別格。 画像の通り抗菌作用もある緑青[ロクショウ]薄っすら発生、磨き上げれば渋く輝き時間経過で深い飴色に燻んで行く姿は多くのファン魅了しその存在感は唯一無二。 しかしギア素材としてのベリリウムカッパーは短命で、鋳型に流し込む時に出るガスと研磨切削の粉塵が人体に影響があるという製造過程の問題で90年代突然生産中止されてしまいました。 経緯や希少性や育てる楽しさに虜となり集めてしまう私、時代の先駆者に思いを馳せノスタルジック気分味わいのんびり過ごすひととき乙なものかと… 主観御託を長々と申し訳ございません大変失礼しました、この度コレクション断捨離。 グリップ激しく劣化してます、リペアしてのラウンドはもちろんビンテージ品をご理解頂き素材違いアンサー2を是非お楽しみください。