華やかな文化が花開いた室町時代。その時に一世を風靡した《辻が花文様》 別名“幻の染め”とも呼ばれ、日本はもとより世界中の方々を魅了し続けています。 その研究に人生を捧げ、その世界を独自の感性によって見事に蘇らせたのが【久保田一竹】さん。 ヨーロッパ各国を初め、アメリカやカナダ等で個展を開き、フランスにおいては芸術文化勲章まで受賞された、世界中にその名が響き渡っている第一人者です。 残念ながら初代一竹さんはお亡くなりになられましたが、一竹さんと共に創作に携わってきた職人さんたちが、今なお一竹さんの技術・感性・精神を受け継ぎ、僅かながらも辻が花作品を創作されており、今回ご紹介させて頂きますのは、その一竹工房の作品となります。 どうぞ今一度アップのお写真をご覧下さい。 上品に煌めく金糸使いによって草花の地紋を織り成された極上の帯地。 ご覧になる角度や光の当たり方によって魅惑的に煌めき、身にまとうお客様はもちろん、こちらの帯をご覧になる全ての方々を魅了して止みません。 また、高貴な印象を与えるグラデーションの中に浮かび上がるように絞り描かれた辻ヶ花文様。 青色を基調とした豊かな彩りが溶け合い、とても印象的かつ幻想的な作品に仕上がっています。 コーディネートが難しい印象のある一竹作品ですが、こちらの帯は‟きれい色”に彩られた上品な仕上がりとなっていますので、あらゆるお着物や小物と合わせて頂ける優れもの。 一竹ファンの方はもちろんのこと、上質な帯や辻が花作品をお探しの方にも心からオススメする特選品です。 こちらの作品は、鏡の前で一度ご試着されたのみの【極美品】、という素晴らしいコンディションでの入荷となりました。 ちなみにお譲り下さいました方は、１３０万円ほどで呉服屋さんにてお求めになられたそうです。 もちろん、滅多にお目に掛かれるお品ではありません。 ぜひこの機会に、手絞り染めならではの高貴な辻が花と幻想的な彩りをまとって頂き、多くの方々を魅了して下さい。 　　　　　～鎌倉ふわり～ 【寸法】 長さ　４５０ｃｍ 　　幅　３１ｃｍ 【素材・状態】 正絹 一度ご試着された程度の、大変きれいなお品です。